先生の秘密は恋の予感
悪いけど浩平とは付き合えない。


だって、好きでもないのに付き合ったら、又同じ事を繰り返すことになるから。


私は今まで本当にいい加減に、ごまかして過ごしてきたのだと思い知る。


もう、いい加減な態度はとらない。


はっきりと言おうと思う。



「ごめんなさい、それは出来ない。私は強くなる事にしての。好きな人以外とはもう付き合わないから。」



浩平が薄笑いをして私に近付く。



私は必死に後退りをした。



「浩平さん、目を覚まして、浩平さんは今度こそ本当に好きな人と幸せにならなくちゃね。」


そんな悲しい目をしないで。



「ふざけるな!」




私はベッドに押し倒された。



身動きが取れない。



どんなに暴れても敵うわけがない。



「浩平さん、こんな事して、何になるの!」



最後の力を振り絞り暴れた。



その時誰かが寝室に入ってきた。



「浩平、何やってんの? 」



寝室に入ってきたのは万由美さんだった。



万由美さんが私と浩平を引き離す。



これで助かった。


でも、あれ、なにかがおかしい。


万由美さんは宗平の彼女だよね。


なのに、どうして、浩平のマンションをしってるの。


え、絶対おかしい。







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