先生の秘密は恋の予感
おまえが俺にした事、今やり返そうとしてるのが分かるか。



高校の時、俺の付き合ってた女に手出した本城。



あの日から俺は誰も信じなくなった。



女ってものを信じられなくなったんだ。



親友だと思ってた本城に彼女を寝取られた、間抜けな俺。



あの時から俺は本城に復讐する事ばかり考えていた。



でも、俺は教師になり、人を恨むのはやめにしようと思ったが。



この学校で本城にあった時、あの日の屈辱を思い出してしまった。



やっぱり忘れられねぇ。



佳奈実は何にも関係ないけどな。



恨むなら本城恨めよ。



俺は佳奈実にジリジリ近づいた。




佳奈実が逃げるのを止める。



観念したのか。


佳奈実が俺を睨み付けた。



「加東は何をしたいわけ。本城が気にいらないことで、私に八つ当たりされても困る。私を抱いて気が済むならそうすればいいけど、レイプされたって訴えるからね。」



佳奈実はどこまでも強気だ。


その睨んだ顔がたまらない。







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