いとしのかずん
再会

衝撃の再会

「あんれまー!」


かあちゃんの超音波のごとき甲高い声が、心地よく睡眠中の俺の耳を劈(つんざ)き、鼓膜に突き刺さった。


「……ん? なんだ?」

まぶたを開けろと脳が命令したとて、顔面の筋肉はそれに従わない、というか、睡魔に負けて従えない。



仕方なく、聴力のみを駆使し、階下の様子をうかがう。

「いやー! こんなにおっきくなってー! たまげたー!」


すると、またまたかあちゃんの声。少し興奮気味に誰かと話しているようだった。
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