いとしのかずん

介抱

机に向い、宿題のプリントの前で四苦八苦の俺。
傍らに置いてある分厚いディクショナリーは、まだ新しくて全体的になじんでいないから、開いておいても、すぐに勝手に閉じてしまって、再びページを開く作業で時間のロスが著しい。

時計を見る。時刻は11時を回っていた。

敦美がこの家に住むようになって、今夜は初めて敦美のいない夕食だった。
これまで10何年間、同じような光景だった、とおちゃんかあちゃんと3人での夕食。
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