俺の彼女
すべてを話終わった後
田牧は妙に真剣な顔立ちで俺のとなりに座った



「あのさ…俺、芹澤が愛梨ちゃんと遊ぶようになってから、愛梨ちゃんのこと…同じ中学だったヤツに聞いてみたんだ。」



田牧の言葉に唖然とする


「お前…なにしてんだよ。」

「いや、悪気は無かったんだ。
初めて芹澤が女の子を本気で好きになったのが嬉しくてさ。

ただ…芹澤の役に立てばって思って。」



気まずそうに話す田牧

素直に感謝の気持ちが溢れた


「…ありがと。」

きっと初めて言った言葉

驚きながらも田牧は笑ってくれた



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