俺の彼女
ポッキーを手に取ろうと伸ばす


その時

小さな声が聞こえた

「…………てる。」



カラオケの爆音の中
蚊の鳴くような


いや…
猫のようにか細く高い声



俺は声の持ち主を探す







グルッと辺りを見回して
最後にたどり着いた場所に声の主はいた



そう


俺の隣の太ってる彼女


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