俺の彼女


激しいフラッシュが浴びせられて目が眩む



紙吹雪が舞い散るなか


表彰台の一番高い位置に
俺は立った



世界一のGPライダー

その夢が今
叶った




集まった観客を見渡す

チームの仲間や会社の人間が抱き合って喜んでいる


その時

集まった観客の中

1人の日本人
ポッチャリとした女に目が止まった



焦げ茶色の紙をポニーテールにて

色白の肌



そして


猫の様に大きくて清んだ瞳



!!!!




思わず表彰台から飛び降りて彼女の元へ向かった
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