されど空の青さを知る
アタマに置かれたままの優しい手にぐいって引き寄せられて。
・・・・・・・抵抗はしない。



なされるがままに怜音の胸に飛び込んだ。



香水でごまかしてるけど、微かに香るタバコのニオイ。
トク、トク、と一定の速さで聞こえる心地いい鼓動に安心する。



「よしよし」





(でも、嵐士じゃない)


オトコの腕の中で別のオトコのコト考えてる私はきっと最低。


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