MH
4
「おあああああっ!」

猛々しい声と共に、MHⅡが右拳を繰り出す。

力感は、初めて手合わせした時と同じ。

3トンという常人では考えられない衝撃値を持つ打撃。

しかし、私はそんなMHⅡの拳を片手でたやすく受け流した。

続けて左の拳を打つMHⅡ。

これも右の打撃と遜色ない威力。

だが、これも難なく片手で捌く。

捌いた上で。

「はぁっ!」

カウンターの拳!

顔面に一撃を食らい、MHⅡは体勢を崩した。

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