奇跡の歌声

第1章

肌寒い。


もう初夏だ。


昼間は汗が滴るような暑さ
しかし夜は長袖でも大丈夫なくらい冷える。

最近は昼夜の温度差が激しくて身体がおかしくなりそうだ。



日が長くなったからだろうか…20時を過ぎているにも関わらず、街は賑やかで家の前には学生の姿が見受けられる。




真子はそんな様子を3階の自室の窓から眺めていた。
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