ろく


「ところでどうだい、最近。航太とは仲良くやってんのかい?」


航太とは順調に行っていた。

本当は今日も来たがっていたのだが、もういつでも会えるからと私が断ると、チョコレートを食べながら部屋の隅で拗ねていた。


「良かったな、優子。でも、しっかりと支えてやんな」

−うん! 頑張ります!

「優子なら……大丈夫だな!」


ろくは咳をしながらそう言った。

この前よりだいぶひどくなってるような気がする。
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