最後の恋はアナタの隣で

07.告白

暫くして、落ち着きを取り戻した私を車で自宅に連れ帰った春樹さんは、


「一目惚れだったと思う」

リビングのソファに座ってる私の隣に腰を下ろしながら、少し恥ずかしそうにそう言った。


でも、春樹さんが何で急にそんな事を言い出したのか分からなくて。


「一目惚れって言われても信じられないよな? でも、本当なんだ。遊びじゃない」

そこまで言われてようやく、春樹さんの言わんとしてる事が理解出来た。


春樹さんはきっと、私の不安を取り除く為に自分の事を話そうとしている。


私は春樹さんの話に耳を傾けた。


「涼を初めて見た時、可愛い子だなって思ったんだ。でもその時はそう思っただけで、連絡を取りたいとかどうなりたいとか、そんな事は考えてなかった」
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