≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
「だって 『悪い人』がいるから『良い人』がいるんでしょ」
「まあ・・・」
「『悪い人』のいない世界で『良い人』って どんな『定義』なのかしら」
いかん!オレには難しすぎる!!
「結局 『善』と『悪』ってね『光』と『影』と同じこと」
「あ・・それなら分かります 『光』があるところには 必ず『影』が出来るっていうコトですよね?!」
あー やっと追いつけた!
「そう 物事は全て『表裏一体』 そういう風に 『見えない世界』だって構成されている」
「構成した って…神さま がいるんですか?」
「ええ。『アショラ王』と呼ばれた霊が その頃は最も強いチカラをもっていたらしいわ」
「アショラ王…?!」
「彼は『あの世』を『光』と『影』に区別し『善』と『悪』のバランスをとるコトで
『あの世』とあの世を反映する『この世』をまとめてきたけれど
でも・・・その方法では均衡が保てなくなってきたの」
「影…すなわち悪の勢力が強くなってきた、、、とか?!」
日村 令子は一瞬黙ったが またゆっくりと話し始めた
「そうではないの。『善』によって生かされた人間が新たな『悪』を生むことになったの。」
「善が悪になるんですか?!」
「いいえ、善は悪になりえないけど…善人は悪人に成り得る」
「人間だから…ということですか」
日村 令子は黙って頷いた
「まあ・・・」
「『悪い人』のいない世界で『良い人』って どんな『定義』なのかしら」
いかん!オレには難しすぎる!!
「結局 『善』と『悪』ってね『光』と『影』と同じこと」
「あ・・それなら分かります 『光』があるところには 必ず『影』が出来るっていうコトですよね?!」
あー やっと追いつけた!
「そう 物事は全て『表裏一体』 そういう風に 『見えない世界』だって構成されている」
「構成した って…神さま がいるんですか?」
「ええ。『アショラ王』と呼ばれた霊が その頃は最も強いチカラをもっていたらしいわ」
「アショラ王…?!」
「彼は『あの世』を『光』と『影』に区別し『善』と『悪』のバランスをとるコトで
『あの世』とあの世を反映する『この世』をまとめてきたけれど
でも・・・その方法では均衡が保てなくなってきたの」
「影…すなわち悪の勢力が強くなってきた、、、とか?!」
日村 令子は一瞬黙ったが またゆっくりと話し始めた
「そうではないの。『善』によって生かされた人間が新たな『悪』を生むことになったの。」
「善が悪になるんですか?!」
「いいえ、善は悪になりえないけど…善人は悪人に成り得る」
「人間だから…ということですか」
日村 令子は黙って頷いた