≡イコール 〜霊能力者へ 『霊視1』より~
でも待てよ… 日村 令子に言わせれば

その『必然』ですら 『本当でない』らしい…


とすれば 『見えないチカラ』によって

仕組まれた事である


なら その『必然』のまま 生きる事が

辛い場合は 『変える事も出来る』

ということなのか?


あー 頭が パンクしそうだ!!

分からんっっ!!


オレは 頭を掻きむしりながら歩いた

とうとう 施設に到着した


時計は 『5:55am』

「私は 外の見回り点検をやっていた事にするから

奥村くんは 先に中に入りなさい」


オレは 頭の中が 大量のバブルガムを膨らませている

かのように パンパンに張っていたが 日村 令子に

こう言った

「先生!この山を下りる時 もう少し話しをしたいん

ですけど…」

日村 令子は 『初めて』目を細めて笑った

「いいわよ」




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