君詩

冬。

この季節になるといつも思い出す
曇ったガラス窓に描いた 相合い傘
恥ずかしくなって 手で消しても
息を吹きかけると また浮き出る。
いつもその繰り返し。

あの頃は夢のような日々で
何をするにも 楽しくて
1人ほおづかつきながら
いろいなコトを考えてた

こうして月日がたっていって
キミもあたしも大人になる
少しずつ心が離れていって
辿り着いたのは今のあたし。


この季節になると いつも思い出す
曇ったガラス越しに見えたキミの笑顔。
心があったかくなって 笑いかけて
キミに話しかけると ヘンなコト言う。
1番楽しかったな。

あの頃は空のような心で
どんなコトにも笑えてた
キミの笑顔思う度 なぜか笑みがこぼれた

こうして月日がたっていって
キミもあたしも大人になる
少しずつ心が離れていって
辿り着いたのは今のあたし。

< 43 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop