ヴァンパイアKISS ~姫の王子?~

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「コレが姫の家か・・・」


ヴァンパイアは、土足で私の部屋に上がろうとする。


「ちょ、靴っっ」


私は慌ててとめに入る。


「靴・・・?あぁ。確か人間界では駄目だったのだな」


そういうなり、靴を脱ぎ捨てる。


私は、こんな時までA型の本能が出てしまう。


「靴はきっちり脱げよ・・・」


誰にも聞こえないくらいの小さな声で呟いた。


「ほぉ・・・結構綺麗だな」


「結構って言われても...ありがと」


とりあえず相手に合わせていこうと思った。


逆らったりして、殺されたりしたら意味もない。




いや




殺されてもいいか





そんな考えが頭に浮かぶ。


今死んだって・・・悲しむ人の顔なんて出てこないし。


まして死んだら・・・会える。






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