奪ったのは君か僕か

モミジとルキーニ

「あら、ルキーニ!最近お出かけが
 多いのね。彼女でもできたのかし
 ら?」

クスクスと笑うモミジ。

「妖精は忙しいんですー!モミジ、
 最近体調はどうだ?ちゃんとご飯
 食べてるのか?」

「えぇ。あの日ルキーニのおかげで
 よく眠れて、その後体調も…気持ち
 も落ち着いたの。ありがとう。」

ふいに向けられた笑顔に俺は心臓が
止まりそうになっちまった。

死神なのに…笑


「ルキーニ、今日は街にいかない?
 久しぶりに一人で買い物に行くこと
 になったの。」


「!!いくいく!デートだな!」


「デート?」


「いいの!こっちの話!」


やべー!

楽しみすぎるし!
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