流れ星に願いを
"勘違いかも知れない"



そんな、淡い気持ちを信じた。



「汐香、ありがとね。」



私は、夜道を歩きながら
そう言った。



「いえいえ。」



クスッて汐香と一緒に笑った。



爽くんはというと、ずっと考え込んでた。



……どうしたんだろう。



この時は、まだ分からなかったんだ。



爽くんが、何を考えていたかなんて。




< 129 / 220 >

この作品をシェア

pagetop