私は先生
驚きと動揺の中私は豪勢な家に入る


「おじゃまします…」


広々している玄関ホール

天井は高く
目の前にはガラスで出来ている螺旋階段


『さぁどうぞ。こちらに』


雪の母は
こちらへ と手を差し出す

「はい…」


私は大理石だろうという床にカツンと音をならし靴をぬぐ

スリッパも綺麗


「あの…雪君は…」


私は母親にたずねた
雪はこの家のどっかにいるんだろう

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