私は先生
「どいて!!」

私は居てもいられなくと…逃げるように雪を押して日陰から出る

太陽が隠れていた私を見つけたかのように私を照らす

雪は
日陰に隠れたまま

私は慌てて屋上から出た

いくら生徒でも
不意をつかれて…
キスなんかして

しかもあの
雪に

カツンカツンー
階段を駆け足で下り私は白衣をなびかせて保健室へ飛び込んだ


ガラガラ…
ピシャン!!

誰もいない保健室

ドアを強く閉めて

「ハァハァハァ…」

息を整える

私は目を窓側のベッドに向けた

いつも雪が寝ているベッド

足がしだいにベッドにむかう

シャー
カーテンを開き私はベッドに座り込んだ

頭を抱え…
今までの事を思い出す

「そーいえば…」


最近の雪はおかしなくらい…私に…

接近してきてた…
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