空の上から愛してる




お兄ちゃんとは

あんまり

喋んないし。


「ふ~ん…

あっ!!

あたし時間だから

もう行くね」


「あっ…

またメールするな」


「んー」


あたしは、

確かに

このとき

素直に

嬉しかった…

"メールする"

それは

また

"連絡する"

って言うことに

繋がるから…

終わらない。

また逢える。

そう思っていた…


売りやってる

女なんて

ありえない。

かもしれない…

だけど、

あたしに

もう一度だけ

チャンスを下さい…――









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