【続】俺様王子と秘密の時間
それを確かめるために来たんだ。
もういつまでも曖昧に出来ない。
ドキッ……ドキッ……。
ぐんぐん上がっていくエレベーターと同時に、あたしのメーターも速すぎるくらいに上昇していく。
――ポンッ
軽やかな音が5階に着いたことを教えてくれる。
そしてエレベーターの扉が開く。
扉が半分くらい開いた時あたしは固まった。
それこそ岩のようにだ。
一瞬息をするのも忘れた。
「え……?」
これは一体なに?
幻か、夢か、幻覚……?
この場所に居ることが絶対ありえない人物が、あたしの前に居る。
「お前、なにやってんの?」
ケータイを片手にあたしに声をかけてくる。