【続】俺様王子と秘密の時間
あたしは満面の笑みで笑った。
千秋が大好き……。
背伸びして、ブラウンの瞳を緩めて笑う王子様にキスをした。
王子様とのとびっきり甘い夏休みの予感に、今からドッキドキ。
苺ミルクのキャンディは王子様からの贈り物。
そこに書かれた言葉で王子様はあたしの心に魔法をかけました。
【Unshakable love only for you.】
“揺るぎない想いを君だけに”
――魔法のような言葉。
こんなにも千秋を好きになる。
この先もあたしは何度だって魔法にかけられる。
王子様があたしの心にかけた魔法は、なにがあっても解けることのない。
――苺ミルクの恋の魔法。
*fin*