君だけのサンタクロース
「っ…痛い!」
「我慢しい!ほんまにリキ君にも迷惑かけて」
思い切りおばあちゃんが消毒液を傷口にぶっかけて、あまりの激痛に悲鳴を上げる。
(もうちょっと優しく優しくっあ!痛ぇ!)
「よっしゃ、おしまい!はよ飯食べるで」
おばあちゃんは最後のトドメに思い切りあたしの膝を叩いて言った。
炬燵を見るともう湯気の出ていない晩ご飯が2人分用意されている。
…待ってて、くれたのかな。
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