君だけのサンタクロース




リキが悪いわけじゃない。


何か理由があって(ないかもしれないけど)あたしをあそこまで連れて行ったに違いない。(もしかしたら本当にイジメだったのかもしれないけど。)


だけど、だけど、
なんかむかついたんだよ!


もう絶対に許さないんだから!





家に着くと玄関の扉を荒々しく開いて、思い切り叫んだ。






「おばあちゃんっ!商店街への行き方教えて!」






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