君だけのサンタクロース



逃げた街にはあたしと似たような孤独な奴が沢山いて、そんな子供に悪い事を勧める大人もいた。

大人は汚い生き物だと、つくづく思う。

親も教師も
自分勝手で、傲慢で、矛盾だらけの生き物だと、思えて仕方がなかった。


家の匂いは、吐き気さえ覚えた。

そんな場所に居たくなくて同棲できるような彼氏を選び、別れたらツレん家。その繰り返し。落ち着く場所なんてひとつもなく、そんなあたしは自分でも酷く滑稽に思えた。

つるんでた奴等も“仲間”じゃなく簡単に切り離せる、ただの同族。





つまらなかった

つまらなかった

いっそ一思いに死にたかったぐらいに。





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