紅い華。
足元は、ふらつく。






黒く・・・紅く。





奇妙な動きを見せる、人ではない何かがあった。





シューという、音を出していて、その息は、生臭かった。






「・・・・っんだよ!これ!くっつくな!」






足に、黒く紅い人ではない生き物はくっつく。







頭から、顎へかけてのラインに汗が一筋落ちる。






光が見えた。
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