雑談冒険魂★足跡帖?

●シロイキオク

「…………」

 父親に手を引かれて歩いていく。


 一本道


 くねくね、蛇行している道。
 見晴らしがいいのは、周りに何も無いから。

 ワタシも父も、後ろを付いて来る人達も、
 みんな黒い服を着ている。

 つづく道の先には、建物が見える。

(何の建物だろう?)

 ワタシは何も知らない。
 ただ、父親に手を引かれて、歩いていくだけ。

(何があるんだろう?)

 くねくね蛇行しながら、歩いていく。



 着いたそこには人がいて、父が何か話て、それから導かれて奥に入る。
 でも、付いて来た全員ではなかった。


「…………」

 通されたのは、少しクサい場所。

 何か、会話して、壁の引き手を引き、出した。

 長くて、重そうなのを引き出して、黒いような白いようなモノが乗ってる。

 ワタシにはわからない。

 その長いのを挟んだ向かいの人が、泣いてる。

 よく、わからない。

 深い器と長い箸を渡されて、父が何か言って、
 父に促されるまま、一緒に箸を持って、その、白い棒のようなモノを挟み、器に入れる。

 よく、わからない…。

 その後は、外にいるように言われて、
 外で父親達を待った。


「…………」

懐かしい夢を見た。


いまだにワタシには、
アレが、なんだったのか……


よく、わかっていない。
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