地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
「ただいまぁ―!」


「「おかえり―♪」」


2人で迎える。


お風呂からあがった柚莉は、暑いのか頬がピンク色になってて、髪の毛も少し濡れていた。


……いつもは可愛いのに…今は凄く色っぽい……。



って!!何考えてんだ!あたしっ…

かなり変態じゃん!!


ブルブルと首を左右に振る。


二人は、いきなり首を振るあたしを不思議そうに見てた。



「あっ露天風呂キレイだったよ!」


「よかったね。」


柚莉の感想を聞いていると、藍鬼があたしの浴衣を引っ張る。


「ん?どうしたの?」


!…杏ちゃん、僕も露天風呂行きたいっ!!」



キラキラした目で訴えてくる。


「そうだね、肝試しが終わったら3人で行こうよ!」


柚莉の提案に、喜ぶ藍鬼。
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