地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
「さっ杏樹 ご飯にしましょ おじいちゃん呼んできて。」



「はーい」


あたしは長い廊下を進み、じいちゃんの部屋の前まできた。

「じいちゃん ご飯だって!!」


襖を開けながらいうと

「おお そうか今いく。」


部屋の中からじいちゃんが出てきた。


4人そろって夕飯を食べる。



「そういえば 杏、今日は怨霊を退治したようじゃな。」


「えっ・・・やっぱり知ってたか。」


「ほほっもちろんじゃ それに男にもバレておったな?」


「そこまで見てたの?」

あたしはため息をつく。


「じいちゃんにわからんことはないぞ。」


笑いながらご飯を食べてる。



あたしが陰陽師であるように家族も陰陽師だ。

うちではじいちゃんが長。
    お父さんがその次で、
    一番下にあたし。


うちの家系 一族っていうのかな?
神崎一族は、全国の四方八方に住んでいて 正月と盆にはいっせいに集まる。


あっ、あたしのお母さんは妖を見ることは出来るんだけど、霊力はない。


両親は、昔からの幼なじみでそのままゴールイン。


2人は学生時代からラブラブで美男美女カップルで有名だったらしい。

ラブラブなのは今もだけど。
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