地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
頭の中は、料理でいっぱい……



そんな時…


「おや?妃芽こんな所にいたのかい?」


顔を元に戻すと楠さんの隣にダンディーなおじ様がいた。


誰…?


「あら…お父様。陸さんとお話していたの。」


お父様!?
すごいなこんなカッコイイなんて!


ボーっと見ているとそのお父様があたしを見た。



「あら…可愛いお嬢さんだね。」


「ホントだわ!」


いやお嬢様…さっきからあたしいたし知ってるでしょ!?


そんな今知りましたみたいな……



「このお嬢さんは?」

おじ様が陸に聞く。

「彼女は、学園の友人です。」

「あらー恋人かと思いましたのに」

「ホントだよ。」


楠親子が笑いながら話す。
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