地味子の秘密 其の壱 VS黒羽の大妖怪
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「んっ・・・」


ベットの中で身じろぎをする。


寝ぼけたまま布団から顔を出した。


どうやら、泣いてるうちに寝てたみたい・・・


「今何時・・・?」

起きあがって目覚まし時計を見る。



「6:30か・・・」


ざっと見ても5時間近く寝てたみたい。



「ん~よく寝た!」

「そりゃ、それだけ寝れば当然だよね?」



っ!!!誰!?


ガバッと振り向き、声がした方を見る。


「ゆ、柚莉っ!?なんでいるの??」



そこには優雅に紅茶を飲んでいる柚莉がいた。



紅茶いいなぁー・・・・じゃないっ!!



「なんでここに?」


「なんでじゃないでしょ?
急に”帰るね”って泣きながら言うんだもん。

誰だって気になるよ」



「す、スイマセン・・・・」

バレてたんだ・・・泣いてたこと。



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