先生とあそぼ
はっきり言って今のおれには頼れる人がいない。

だからいざって時、どうしようかとずっと思っていた。

それに…
いくら家事が得意といっても、学校と保育園を往復しながら未有の面倒を見ていくには限度があり、肉体的にも精神的にも疲れがきていた。

そんな風に弱っている時にそんな言葉をかけられると、すごくありがたく思える。

だ、だからってこんな二重人格で変体保育士に頼ろうなんて思っちゃいねぇけど!

くっそー…
なんかおれ、この人に踊らされてる…!?

すげぇ悔しい!!

あーっ、やめやめ!

あんなやつのこと考えんのはやめだ!!
これから夕飯作んなきゃいけねぇし、おれは忙しいんだ!

おれは妙な雑念(?)を振り払い夕飯の準備に取り掛かるため、キッチンへと向かった。

よーっし!!
今度からあいつには会わないようにするぞー!

……と、密かにおれは決心した。


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