先生とあそぼ
そんなモヤモヤした気持ちを抱えたまま月日は流れ、日曜日―――。




その日、おれはどこにも出かける気になれず、
未有と2人で家にいた。




特になにをするでもなく、
ただボーっとしていた。




だから気付かなかったんだ・・・。




未有の異変に・・・・・・。



夕方―――。



ふと時計を見ると・・・。



18:30。



「え"?!
もうこんな時間!?!やべ、夕飯作らねぇと!
ごめんな、未有!ちょっと待ってて・・・

って、未有?」



ソファで横になっている未有に声をかけたが、様子がおかしい。




そういえば、さっきからずっと寝たままだ・・・。



「おい、未有・・・?」




「・・・はぁ、はぁっ」




顔を覗き込むと、未有の呼吸は荒く、顔も赤い。

額に手を当ててみると・・・




「あちっ」




計らなくても分かるくらい・・・




未有は発熱していた。


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