秘密の関係
いつもの様に席に着くと親友の百合子が話し掛けてくる。


「あれ?ミカ早くない?」

朝が苦手な私はいつもギリギリに登校する。


「ちょっとね〜!」


「何なに?意味深だなぁ!」


百合子は私とは真逆ではっきりした子。

うじうじしちゃう私とは反対で思った事はなんでも言えちゃう。

大好きな親友だけど自分に自信のない私は佐々木くんを好きな事さえ言えてない。

「そういえばさぁ、ミカあの噂聞いた?」
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