-KAORI-
二人で笑っているうちに、一軒の家が見えてきた。
『ここよ。』
「えっ、ここ!?」
小さく頷くお母さんの後ろで、唖然とするあたし。
その家は、色壁に灰色の星がちりばめられたお店みたいな家で、外から見ても綺麗。
『車止めてくるから、ちょっと待ってて。』
車から降りて、家を見上げると、夕焼けに当たって眩しい壁が真っ白で、すごく綺麗だ。
『おまたせ。中、入ろうか。』
「うん…。」
お母さんは、バッグの中から鍵を出して鍵穴に差し込んだ。