CHAT
「俺、好きな子がいるんだ…」


え……


「だから俺達…もう終わりにしよう」


何が起こってるの…?


「…じゃぁ」


祥二があたしから離れて行く。

祥二があたしを置いて行く。

隣に祥二がいない…


「待って!祥二…!!」


どんなに大声で叫んでも、辺りに寂しく響くだけ。


「待って…祥二…祥二…」


あたしは地面に座り込んだ。

恥ずかしさも忘れて泣き崩れた。

胸には祥二からもらったネックレスが小さく輝いていた。
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