CHAT
「木崎君…?木崎君!」


仰向けにすると、お腹から大量に血が出ているのが見えた。


「…渚ちゃんがいけないんだ…」


低い声で男が言った。

男を見ると、手にはナイフを持っていた。

ナイフには血がついている。


「渚ちゃんが僕を見てくれないから…」


どうしてこの男は私の名前を知っているのだろう。

まるで友達のように、私の名前を呼ぶ…

友達…?

もしかして…
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