硝子玉

「転校した?!」

「そうだ。家庭の事情により他府県の学校に転校した。」


突然の知らせ。

太陽の姿が消えてから一ヶ月後の事だった。

2月。

数えて後4ヶ月が青空ちゃんの余命。

それなのに

彼はきえた。

何も言わずに。

ただ硝子玉をカメラの横に置いて・・・。
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