Last Wing
「…聞いたよ」
「へぇ」
瀬那の瞳をしっかりと見つめて、自分にも言い聞かせるように呟いた。
「美音も…瀬那のこと大切みたいだし、瀬那しか知らない美音もあるだろうし、……だけど俺…っ」
そう言って瀬那に近付こうとした途端に、瀬那に肩を強く押され美音のベッドに倒れかかった。
「俺、仮にもけがに…」
「やっぱ、お前大キライ」
「!」
しかし、口に出している言葉とは裏腹にニヤリと笑われた。