Last Wing
目を閉じて横たわってる美音はどこか小さくなったように感じた。
看護士の人に「ちょっとすみません」と謝り、二人だけにしてもらった。
真っ白な手を握ってやり、暖める。
「美音の手、つめてー…」
なあ、美音。
今の美音を見ていると嫌なことばかりが頭に入ってくるんだ。
……変な想像ばっか、しちゃうんだよ
「美音」
呼んでも呼んでも返事がない。
……今は当たり前だけど、悲しい。
「……?」
美音の手のひらを見て、目を見開いた。