Last Wing
しっかりと手をつないで、二人で歩く。それだけで、幸せなあたしは変なのかな。
何十冊と、どんどん増えていったトークノートもついにストップ。
最後の、ページにただ一言。
「…ありがとう?何に?」
貴方という存在に。
あたしの周りにある、全てのものに。
内緒、というように人差し指を軽く唇に当てて、微笑んだ。
「美音、教えろよー」
恥ずかしいから、絶対言わない。
ね、祐樹。何十年かしたら教えてあげる。