Last Wing
そして、瓶ごと口元へと持っていく。
「…っ美音ちゃん!」
急に呼び掛けられて、びっくりしたあたしは瓶を床に落としてしまった。
「な…に、してるの!美音ちゃん!」
睡眠薬は辺りへ散らばって、瓶も粉々だ。
「美音ちゃん!しっかりしなさい!」
「……っ」
「空で…待ち合わせしたんでしょう!?美音ちゃんの好きな彼は、待っててくれてるんでしょう!?…ならっ!これ以上、待たせないためにも…頑張らなきゃ!」
そう言って、あたしの肩を掴んでる看護師さんの腕を払った。