信じてる

涼くんの夢

「俺は、現在高校1年。
 この夢を見るようになったのは 
 1年生になってからずっとみてる、」

あっ
年は違うけど
パターンは同じだ。

『うん』

「で、おれは暗い道をひとりで歩いてるんだ。
 それで・・・
ここはどこなんだろう。と、おもってると
君すずちゃんが現れるんだ、
すずちゃんはいつも、決まって泣いてるんだよ。
 どうした?ってきいても俺の声は届いてないみたいでさ、
すずちゃんは泣き続けてるんだよ。
そう思ってると目が覚めてさ、
かならず思うんだよ、」

ぇっ?
うそだよね・・・
条件も全く一緒なんだ。

「おれ何してるんだろう、
 なんであの子は俺の所へくるんだろう。
 なんでおれは、あのこを助けてやれないんだろう。
 あのこのために何が出来るんだろう、
 ってさ。。。」

・・・・

『・・・・』

「すずちゃん??大丈夫??」

あ・・・

『はい。でも・・・』

「でも??」


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