図書室のラブレター
STAGE4

Start―始まり―





顔がにやける。



まさか私が
恋愛をするなんて…!!




気が付けば頬が緩む。



絶対に間抜けな顔に
なっているだろう。




私達のお付き合いは
とても順調に過ぎている。



天気が晴れでも雨でも雪でも
楽しければなんでも良かった。




私はそう思っていて、
1人だけ満足していた。




でもこの時そう思っていたのは
私だけだったなんて
知らなかったんだ。




それから年が明けた。



恋人には大事なクリスマスも、
一緒に初詣も行かなかった。




なぜなら今こんな結末を
描いてしまったのから。



だからこうなって
しまったのかもしれない。




私は今はひとりぼっち…。


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