図書室のラブレター
「もう。本当にあんたの
そのプラス思考には
参っちゃうよ」
「まぁ、
私の唯一の取り柄ですから!」
私は得意そうに答えた。
「調子にのんな!!」
思い切り
私の脇腹をくすぐってくる。
大きな笑い声が響いてくる。
結依の反則!!
「ちょっ…結依……
ギブッ…ギブーッ!!」
「分かればいいんです」
結依はニヤリッと笑っていた。
本当に結依には敵わないよ。
「それよりもそのストーカー
みたいな人って誰なのよ?」
「………」
結依、
そこ突っ込んじゃダメでしょ。
あのままほっといてくれれば
よかったのに。
真剣な結依を見てたら
逃げられないし。
言えるわけでもないし…。