図書室のラブレター
「えッ!?
どどど、どういうこと!?」
明らかに動揺している結依は
パニックになっていた。
「あのさ、
落ち着いてみたら?」
「そそそ…そうだよね。
とにかく落ち着いてね、蓮実」
あのぅ、おかしいですよ。
落ち着くのは結依さんですよ?
なんて思っていても
言わないでおこうと思った。
私は変に落ち着いていた。
というよりも
諦めていたという方が
近いのかもれない。
結依は大きく深呼吸をした。
「今まで恋愛小説なんて
全く読まなかったあんたが!?
ようやく春だねぇ」
「今、秋だけどね」
「確かに
あったかく感じるもんなぁ」
「1月の気温ですって
天気予報で言ってたけどね」
話は全くと言っていいほど
噛み合わない。