不可能恋愛☆小説家
富田さんから地図と住所をもらうとわたしはすぐ走って出ていった。


「あ…!遥ちゃん!…ま、いいか、作家が全員男だって、知ってるよな。」


後から振り返ると、このときちゃんとどういう人のところに泊まるのか聞いておけば良かったと思う。


でも、これまでとは違う新しい世界が、このとき開けたような気がした。
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