ふゆのひ




「ちょっと、顔が近いかな~なんて! あはは‥」


手でぐいぐい押してるのに井上くんはびくともしなくて、


『内田さん可愛いから、キスしたくなったんだ。』


悪びれもせずにそう言って―









あたしの視界は井上くんでいっぱいになった。



< 7 / 9 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop