静かな空の下で
菜月side
『菜月…』
なにコイツ。
噂、流したのコイツのクセに。
あ、
ラブレターっ
プッ
あれはうちらの偽ラブレター。
「……」
『菜月?どうしたの…』
静かに栞があたしに近づく。
『……』
―――ぱこンッ!!
『っ…たぁ……』
ドンっと机にぶつかり転ける。
そしてナギサとアヤとマキがジリジリと栞に近づく。
『――あんたさぁ、何様のつもり?』
『そぅよ。菜月かなり傷ついたのよ。
―――アンタのせいで。』